2017年2月16日木曜日

ロードバイク目線のambie sound earcuffsレビュー

耳を塞がないイヤホン ambie sound earcuffs を買いました。


お仕事柄オーディオ機器のニュースには敏感なのですが、これはPRに相当力が入っているようで発表当日から多くのオンラインメディアで取り上げられ、Facebookのタイムラインにも流れてきたので、お値段が6,000円弱と手頃なこともありポチッと。

最近のイヤホンのトレンドはカナル型と言われる耳栓のように完全に耳を塞ぐものが主流になっています。これにはしっかり耳に固定できる、周囲の騒音を抑えて音楽に集中できる、低音がしっかり聞こえる、音漏れが少ないなどのメリットがあります。

一方で遮音性が高いことの裏返しとして、周囲の音が聞こえないので話しかけられても気づかなかったり、歩行中に自転車や車の接近に気がつかなかったりというデメリットもあります。

なのでロードバイクに限らず自転車での走行中のイヤホン使用は危険極まりないものとなります。ですが、このearcuffsは耳を塞がず周りの音がそのまま聞こえるという新しいコンセプトの商品です。 Appleの純正イヤホンのように密閉度の低いものも市場にはありますが、earcuffsのように完全に耳の穴を解放するイヤホンは初めてではないでしょうか。少なくとも私は知りません。形状こそイヤホンに近いですが、ソニーのNW-WH300に通ずるものを感じます。

発売日に即日注文したものの、注文が殺到しているということで発送連絡は2日後でした。で、届いたので早速ロードバイクでの通勤で使用してみました。

念のため私の居住する神奈川県の道路交通法施行細則を確認しておきますと、

神奈川県道路交通法施行細則第11条(運転者の遵守事項)
   第5号
 大音量で、又はイヤホン若しくはヘッドホンを使用して音楽等を聴く等安全な運転に必要な音又は声が聞こえない状態で自動車、原動機付自転車又は自転車を運転しないこと。

とのことです。「安全な運転に必要な音又は声が聞こえない状態で運転してはいけない」ということなので、安全な運転に必要な音も声も聞こえるearcuffsは違反にならないと解釈できるように思います。これは自治体によっても異なるでしょうし、実際に取り締まっているお巡りさんによっても見解が分かれるところかもしれません。ambieでは自転車などの運転中の使用については推奨はしていないようなので、あくまでも自己責任でお試しください。
で、実際の使用感ですが、なかなか良いです。

耳を塞がないので周囲の音は問題なく聞こえます。後ろから接近する自動車や原付の音が聞き取りにくくなることもないので危険は感じません。一方、大通りから離れて静かな住宅街に入ると周りの自転車の音や歩行者の歩く音は少し聞こえにくくなる感じはあるので注意して走行する必要はあるかと思います。

肝心の音質ですが、通常のイヤホンと比較するものではないです。純粋に音楽を聴くという意味では1,000円以下のイヤホンでももっと良い音のものがあります。密閉度が低いので低音は出ません。その代わり開放感は普通のイヤホンでは不可能なレベルです。なので、真剣に音楽を聴くのではなく、流す感じでBGM的に聞くのには良いと思います。特に走行中は風切り音や車のエンジン、タイヤが発するノイズでかなりの部分がマスキングされてしまうので、ほとんど音楽は聞こえません。ノイズに負けないように音量を上げるのは安全性に問題が出てくるのでやめておいた方がいいです。

それでも聞き馴染みのある曲であれば頭の中の記憶で補完できてしまうので結構楽しめます。知らない曲はダメですね。曲調としてはメロディーとリズムがはっきりしている曲がオススメです。パフュームやきゃりーぱみゅぱみゅあたりはかなり相性が良いです。アコースティックな曲、またジャズやクラシックなどダイナミックレンジの広い曲はダメでした。

通勤は大体40分ほどですが、私の場合ちょっと耳が痛くなりました。これは耳の形や大きさで個人差があると思われますが、耳の大きい人、厚みがある人は事前にフィット感を確かめた方がいいかもしれません。

リモコンはワンボタンなので再生、停止、曲送り、曲戻しと通話はできるようです。音量の調整ができないのがちょっと残念です。

また、ケーブルが体の前にぶら下がっているとペダリングの邪魔なのでケーブルは背中に回してiPhoneはジャージのバックポケットに入れています。手に取りやすい価格で提供するためにワイヤレスにしなかったということですが、Bluetoothバージョンにも期待したいところです。

そんなわけで6,000円の投資には見合うだけの楽しさはあると思いました。気になるのはやはり、ぱっと見が普通のイヤホンのように見えてしまうので、イヤホンをしてロードバイクに乗ってる危険人物だと思われそうというところでしょうか。

2017年2月7日火曜日

Garmin Edge 810Jの地図データが壊れたときに読むお話

サイクルコンピューター、Garmin Edge 810Jがまた壊れてしまいました。

前回はアップデートに失敗し、電源を入れても起動しないという重症でしたが、今回の症状は比較的軽いものです。起動もするしルートの読み込み、案内もできています。

何が壊れたかというと、地図の表示です。これは海外版ではなく、国内正規品の810Jなので本来はかなり細かい道まで表示されますが、ある日気がついたら何故か国道などの大通り(しかもごく一部)しか表示されない状態になっていました。

とは言え事前にルートラボなどで作成したGPXファイルを読み込ませておけば走るべきルートは表示できていて、特に困ることもなかったので原因を調べることもなく使用し続けていました。

それでもいつまでも放置しておくのも気持ちのいいものでもないので、数ヶ月経ってようやく(改善されなかったら820J買っちゃうぞ〜という気持ちとともに)原因究明に乗り出しました。初めは何か設定を間違ってしまったのかと思い、設定メニューを片っ端からチェックしてみましたが、どうも違うらしい。

次に、ソフトウェアをアップデートしてみたら治るかもしれないと思ってMacにつないでGarmin Connectからソフトウェアを最新版にアップデートするも症状は改善せず。しかし、ここで異常に気がつきました。通常GarminをMacにつなぐとGarmin本体とMicro SDカードの2つが外付けドライブとしてOSに認識されますが、Micro SDカードが認識されていない様子。

ネットで検索してみると日本の詳細な地図データはMicro SDカードに記録されているそうです。で、Micro SDカードを取り出そうとカバーを開けてカードを押してみると動きが渋い。カードを引っ張り出すと端子が何やら腐食しているように見えます。夏場に雨でも走ることが度々あったので、その際に浸水したようです。端子のカバーが緩んでいたのか、それともそもそもの防水性能が低いのかは判断できませんが、とにかく水が入って壊れてしまいました。

次にしなければならないのは、これが本体側の故障なのかMicro SDカードの故障なのかを確認すること。引き出しをあさって見つけた最近全く使うことがなくなったMicro SDカードアダプターに突っ込んでMacのSDカードスロットへ・・・認識しない。なのでカードはダメになっている様子。本体側も壊れていた場合、Garmin Japan(旧いいよねっと)のサポートページによると修理はできず有償の本体交換になるので22,000円かかります。

本体が壊れているかどうか確認したいものの、手元にMicro SDがない・・・。ポータブルHDDやSDカードは色々あるのにMicro SDは家中どこを探しても見つからず。ここで一旦作業は中断。

後日ヨドバシカメラに行ったついでにMicro SDカードを調達。付属品は4GBだったので売り場にあった一番小さい容量の8GBを買ってきました。これを810Jに挿入して起動したところ、Macで認識されてカード内にGarminフォルダが生成されました。本体側の故障ではなかったようで一安心です。

次の問題は地図データ。付属のMicro SDはもはや読めないので地図データの復旧はできません。Garmin Japanに連絡すれば有償で対応してくれるかもしれないですが、それほど困ってもいないものにお金をかけるのも勿体無いのでその線は諦めます。

そこで思い出したのがOpen Street Mapです。海外版のGarminを使っている人たちはこれをインストールして使っているらしい。私の身の回りにも何人か思い当たる人がいます。Google検索してみたところこちらのサイトにたどり着きました。若干日本語が怪しい感じがしてドキドキでしたが地図データ自体は問題ないようで、810JにMicro SDカード内のGarminフォルダに地図データを保存、810Jに挿入して起動したところ無事地図を読み込んでくれました。

サイトの注意書きによると、
電話番号検索住所検索コンビニやファーストフード店等をロゴマークで表示、JRと私鉄の線種を分ける日本語で名称登録されていない場所の日本語表示オービス接近警告、等高線の陰影表示はできません。
ということなのですが、電話番号や住所で検索することはしませんし、困ったらiPhoneでGoogle Mapを見ればいいので特に問題はありません。地図に表示される道も今のところ間違っているということもないようです。

というわけで、Micro SDカード代の約2,000円で実用上問題のない状態にまで回復できたので満足です。次は810Jの所有者にMicro SDの純正の地図データのコピーを試させてもらおうかなと思っています。