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Rapha Prestige Kamikatsu - 前日編

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準備編 機材篇 三つ目のNoteは前日編。移動について記します。特に面白い話題でもないので、読み飛ばしても差し支えないところですね。 Rapha Prestige、今回の開催地は徳島県の上勝町。大阪生まれ、大阪育ちの私ですが、四国に渡るのはまだ2回目。徳島を訪れるのは初。もちろん上勝町のことはまったく知りませんでした。 東京からは陸路でおよそ700km。RCC TYOから参加する他の2チームは飛行機+レンタカーを選択した模様。移動時間を考慮すると空路がベストでしょう。私たちのチームThe Glory Boysは陸路を選択。陸路の理由はコストが安いことと、ウェアや工具を好きなだけ持っていけることの二つ。暖かくなってきたとはいえ、急な天候の変化もあり得るのでジャケット、インナー、グローブ、ソックス、ウォーマーなどは手持ちのものをスーツケースにありったけ詰めました。どんな天気にでも対応できる安心感は車移動の特権。 私とSeungYong、ヒデさんの3名が東京から車で、新井さんとDarraghさんは新幹線で新井さんの家のある神戸まで移動して、そこから新井さんの車で上勝を目指すことに。 出発は4月8日(金)未明。7日は普段通り仕事を終えて19時に帰宅。旅支度は予め済ませてあったので、食事を終えて仮眠を取るために布団の中へ。が、さすがに時間が早いので眠れず、布団の中で課長島耕作、部長島耕作、社長島耕作を読みならがゴロゴロしてました。 日付が変わって1:30に川崎の自宅を出発。近所のガソリンスタンドで給油し、まずはSeungYongを拾いに大田区へ。深夜なので道は空いてて約30分で到着。SeungYongの自転車を手早く荷室に放り込んで再出発。普段からよく一緒に走りに出かけているので、積み込みは慣れたものです。ヒデさんは八王子の実家で待っているので、環八を北上し、甲州街道に入って一路西へ。 3時頃にヒデさんをピックアップしたらそのまま八王子インターから中央道〜圏央道を経由して東名高速へ。今回のロングドライブの中では、夜明け前のこの区間が最も眠かった。 最初の休憩は厚木PAで。時間が早すぎて食事はできないのでおやつのみ購入。このあたりから眠気覚ましのために歌を歌い始めます。他の2人は時々寝ているようでしたが、安全に走行することが最優先なので

Rapha Prestige Kamikatsu - 機材編

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Prestige上勝本編のお話の前に機材について触れておきましょう。 オフィシャルのレギュレーションには使用する自転車について厳密な規定はありません。実際に上勝を走った人の自転車には、カーボン、アルミ、クロモリなど様々な種類のロードバイクがありました。ディスクブレーキ車もちらほら。また、シクロクロス車も見かけましたし、変わりダネでは全員がCannondaleのSlateに乗っているチームもありました。 公式の案内としては、かなり荒れたグラベルを走るため、カーボンリム、カーボンスポークはお奨めしないということと、25C以上の太めのタイヤが望ましいということだけでした。しかしながらRCCコンシェルジュの須藤さん、CCTYOの大林さんをはじめ、Prestigeへの参加経験がある人はみんな口を揃えて言います。「持っている中で最高のレースバイクで出ましょう。」 これは昨日の準備編でも書いたようにRapha Prestigeの原点が100年前のツールドフランスへのオマージュであるという考え方からきているのでしょう。ロードレースにMTBペダルを使うか?ロードレースにシクロクロスで出場するか?マウンテンバイクは?フラットバーは?答えは考えるまでもなくNoでしょう。なので、RCCから出る以上、Rapha(特にRapha Japan)の想い描くPrestigeと言うものを体現する機材で出ようとチームメンバーと意識を共有しました。 ただ、個人的に譲れなかったこととして、私はグランツールよりもクラシック、特に石畳のレースを好むので、どうせならパリルーベへのオマージュとして走りたいという思いがありました。奇しくも今回のPrestigeはパリルーベの前日。私が所有しているロードバイクの中で最もレースに向いた車両は間違いなくOltre XR2です。↓の写真は私のOltre XR2とSeungYongの Sempre Pro。 ですが写真で見ても分かるように、Oltre XR2はシートステーが極端に細く、どう見てもグラベル向きではありません。実際に2012年のパリルーベではOltreではなくアルミフレームのImpulsoがヴァカンソレイユによって使用されたという実績があります。さらにOltre XR2はおよそ7kg。一方でImpulsoは9kg近い重量があり、あえて重い自

Rapha Prestige Kamikatsu - 準備編

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4月9日に開催されたRapha Prestige Kamikatsuから早一週間が過ぎ、ようやくこのイベントについて自分の中でなんとなく消化できたような気がします。思考を整理するために、また今後参加する人たちの参考になればと思い、レポート的なものにまとめてみたいと思います。 Rapha Prestigeというイベントがあるのを知ったのは2015年の春のこと。北海道のニセコで何やらハードなライドイベントがあるらしい。2014年の夏にCCTYOがオープンして以来、ほとんどのライドイベントとライブビューイングに欠かさず参加していたものの、当時はまだRCCにも入会していなかったため、Prestigeについて詳しく知る機会もなく、「ふ〜ん」という感じ。開催地が北海道ということもあり、完全スルーを決め込んでおりました。 その後も折に触れてRCCコンシェルジュのスドーマンやCCTYOスタッフの大林さんからPrestigeは一度は体験しておいた方がいいと言われるも、やっぱり「ふ〜ん」という感じで聞いていました。 時は少し流れて2016年。RCCのパーティーで今年は四国と那須で春と秋にそれぞれPrestigeが開催されることを知りました。それからしばらくは移動を考えると那須がいいなぁ、と思いながらも上勝の方がRCCTYOからの参加者は少ないであろうという計算をし、旅費交通費を計算。車で行けば意外と安く済むことがわかり、それからはRCCの仲間たちにライドの最中に「Prestige出たい?」と聞いてまわる日々。でも脚力が近いレベルで、自分が一緒に走りたいと思えるメンバーを4人集めるのは意外と大変。 一人目はSeungYong。去年の夏前から一年近く、ほぼ毎週一緒に走り続けている。コイツは速い。体重差が20kgもあるのに登りで千切れない。油断すると抜かれる。平坦では後ろにつくのが精一杯。下りでは追いつける気がしない。しかも持久力もある。ぱっと見はデブだが一緒に走るとただの太っちょではないことがすぐにわかる。 二人目は新井さん。CCOSKから仕事の都合で引っ越してきた。RCCのフォーラムに上げた三浦半島ライドに参加してくれたのが知り合ったきっかけ。短い坂での瞬発力に関してはこの人に勝る人を私は知らない。元ボクサー故の身体の強さなのか?三浦ライドの後もちょくちょく一緒