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Cannondale Slice RS Black Inc ブレーキの取り付け

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今回はここから。ハンドルバーとブレーキレバーが付いたので、最難関のブレーキの取り付けに進みます。 Slice RSのブレーキは前後とも専用のVブレーキです。フロントはフォークの後ろ、リアはBB下に取り付けます。 見るからにエアロな形状です。付属のブレーキシューはTRPのもの。Vブレーキ自体もTRP製のようです。付属のブレーキシューはアルミリム用なので使用せず、ホイールに付属のカーボン用シューを使います。リアブレーキのシューが特殊で長さが短いのでカッターで後ろ1/3を切り取って使います。なんかもったいない気もしますが、実際後ろブレーキはほとんど使わないので短く切ったところで減りはわずかなので気にしないことにします。 フロントブレーキは比較的簡単です。ハンドルバーからフレームに入るところはかなり無理のある角度ですがルートが短いので通しやすいですし、ワイヤーの引きも結構軽くできました。角度がきついところにはオイルを吹くとさらにスムーズになります。 リアはかなり大変でした。フレームを通すのは難しくないですが、調整が思うようにいきません。左右が均等に動くようにするのに四苦八苦。左右のバネの強さを変えてみたり、調整ネジをいじってみたり、悪戦苦闘すること2時間あまり。クロスバイクのVブレーキも大変でしたがVブレーキというやつは本当に面倒ですね。さらにSlice RSのリアブレーキは見たこともないようなギザギザのネジが使われていて、どんな工具を使えばいいのかさっぱりわかりません。仕方がないのでペンチで掴んでグルグル回しました。 フレームに傷もつくし、面倒極まりないのでもうTTフレームとか専用ブレーキとかは組まないと誓った38歳の夜でした。結果的にはそれなりに調整できたので満足ですが・・・。 SRAMのTT500ブレーキレバーはブレーキケーブルを通した後には角度の調整ができないのでご注意ください。

Cannondale Slice RS Black Inc ハンドルバーの取り付け

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Slice RS用のハンドルバーには3TのVOLA TEAM STEALTH CARBONを選びました。 上位モデルのLTDはDHバーもカーボンですが、こちらはアルミでトータル重量が最小構成で810g。LTDは725g。DHバーは後でカーボンにすることもできるので、今回はコスト優先でTEAMを購入。カラーはモノトーンでまとめたかったので箱にあるような赤のワンポイントは入っていないSTEALTHにしました。 中身がこちら。380mm幅のカーボン製ベースバー、Sベンドのアルミ製DHバー、アームパッド、その他スタック調整用のスペーサー、ネジなど多数のパーツが入っていました。今回はスペーサーは使わなかったので、最小構成のパーツのみ使用しました。 取り付け前の様子。フォークと一体型のステムです。別売りのエクステンションを買うと1cm刻みでハンドルバーを前に出すこともできます。このフレームは54サイズですが、176cm腕長めの私の場合はエクステンションなしでちょうど良さそうです。 で、いきなり完成系です。取り付けに夢中で途中経過を撮影するのを忘れていました。気をつけることは、カーボンパーツをネジ止めする際のオーバートルクぐらいですが、各部に親切に指定トルクが書いてあるのでまず問題ないでしょう。 調整幅が広いため、DHバーの落差を減らしてリラックスポジションにすることもできますが、とりあえずは見た目と空気抵抗減少のために最も狭くて低いセッティングにしました。実際のポジション調整は乗ってみて最適なセッティングを探ろうと思います。 ブレーキレバーはeTapに合わせてSRAMのTT500にしました。これはアルミのレバーでブラックとレッドの2色展開。TT900というカーボンレバーもありますが、今回はあまり重量は気にしていないのでアルミをチョイス。 下から見るとこんな具合になってます。 次回はブレーキワイヤーと専用ブレーキの取り付けです。

とうとう5万円を切ってきたパイオニア パワーセンサー

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最近TTバイクを買い、クリテリウムやエンデューロにも出ることになったのでパワーメーターが気になり出しています。 そんなタイミングでパイオニアのパワーセンサーが5万円で買えるというニュース。 シマノ、Rotor、パイオニアなどの両側計測のパワーメーターが軒並み15万円オーバーなのを考えると、5万円という価格は今ままで値段がネックでパワーメーターを導入しなかった人にも十分現実的なものに見えてきます。    パイオニアのサイトを覗いてみても製品情報の掲載はないのですが、Amazonではすでに販売がスタートしています(税込53,625円)。マーケットプレイスの出品ではなくAmazon.co.jpの販売。11月4日現在では新アルテグラFC-R8000の方が納期1〜2ヶ月。旧アルテグラFC-6800の方が1〜4週間となっています。 直接の競合になりそうなステージズのFC-6800版が78,000円(税抜)なのでかなり割安感がありますね。 新型パイオニアパワーセンサーの仕様は公式サイトにはまだありませんが、アマゾンによると下記の通り。 ANT+ に対応したパワーメーターで使用可能 マグネットレス取付 ULTEGRA FC-R8000 にプリインストール済 付属品 : 取扱説明書、保証書、電池 ( センサーに取り付けられています ) 動作保証温度範囲 :-10 ~ 50 度 電池 :CR2032 防水対応 :IPX6/IPX7 相当 使用可能時間 : 約 180 時間 ( 常温 ) ※ ペダリングモニターとしての機能は無し ペダリングのベクトルを解析したりはできなくて、単純に出力を計測する仕様。シンプルなパワーメーターで十分、国内メーカーが安心という人には最適な選択肢が生まれたと言えそうです。 ちなみにステージズの仕様はこんな感じ。   パワーレンジ: 0 ~ 1999W ケイデンスレンジ: 20 ~ 220rpm 測定誤差: +-2 %( 100w/90rpm ) 対応端末: iPhone 、 ANDROID 、ガーミンほか 通信規格: ANT+ 、 Bluetooth 4.0 センサー重量: 20g 防水性能: IPX7 使用バッテリー: CR2032 (約 200 時間)

Cannondale Slice RS Black Inc サドルの取り付け

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前回 はフォークの取り付けでした。今回はシートポストにサドルを取り付けたいと思います。 こんな状態から始めます。 Slice RSのシートポストはこんな格好をしています。前後2本のボルトでレールを押さえる構造自体はよくあるものですね。写真上の円筒状のナットを写真中央の穴に入れて固定するわけですが・・・ 入りません。 塗装が厚いのかカーボンの加工精度が低いのか、どうやっても入りません。金属は冷やすと縮むのでナットを冷凍庫でしばらく冷やしてみたりもしましたが、入る気配すらありません。 となると、取るべき方法としては①代替のパーツを探す②シートポストを削る③ナットを削る、の3択となります。①は面倒な上に時間もかかりそうなので断念。②はカーボンを削ることに抵抗があるので断念。というわけでナットを削ることにします。 まずは紙ヤスリで慎重に。10分ほど削ってみますが、ヤスリが細かすぎてほとんど寸法に変化は見られません。仕方ないので金属用のヤスリを投入。 直接ナットを持つと滑るので、ネジを挿入して持ち手にしてゴリゴリ削ります。回転させながら全体を満遍なく削ること20分ほど。 入りました。着いてるサドルはたまたま家に在庫があったFizikの Kurva Snake。TT向けではないので後日交換することにします。 フレームに着けるとこんな感じ。シートポストは限界まで下げてもまだ高いので数センチは切ることになりそうです。こればっかりは外人基準なので仕方ありません。 次回、ハンドルバーの取り付けに続く。

Oltre XR2 ステム交換 Easton EA70 17度

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2016年末にBianchiからやってきた不幸のお知らせ。 安全に関する重要なお知らせ (2017年1月6日改定) かいつまんで言うと、カーボンコラムのロードバイクにおいてステム上には5mmスペーサーが必須。下側には5~35mmのスペーサーが必須ということのようです。指定通り取り付けるとプレッシャーアンカーはステムの下側から下側のスペーサーのあたりに位置することになりますね。 Oltre XR2ももれなく対象な訳ですが、現状こんな感じ。ヒルクライムの時などステムを多少上げ下げできるように(やったことないですが)上部に10mmのスペーサーを入れています。下部にはスペーサーを入れておらず、純正の15mmトップキャップを8.7mmのものに替えてあります。今回の発表によるとこれはダメな状態ですね。 仕方ないので上部のスペーサーを5mmにして下部に5mmのスペーサーを足すことにします。そのままだとハンドルが5mm上がってしまうので、同時にステムも交換することに。 これまで使っていたのはFSAのOS99ステムの110mm、6度。差し色にチェレステが入ったちょっと珍しいもの。フレームセットを購入した際に国内で探しましたが見つからず、ドイツのBianchiのオンラインストアで見つけて取り寄せました。見た目はカーボンですが、中身はアルミ製です。 計量してみたところ130g少々。特に軽くはないです。 今回交換するのはEastonのEA70の110mm、17度。9度角度が深くなるので、下部に5mmのスペーサーが入ってもハンドルは少し低くなります。 こちらは150gほど。15~20gほど重くなったようですが気にしないことにします。見ての通りグイッと曲がっています。 グラフィックは地味め。マットブラックにグレーの印刷なので遠目に見たらほぼ黒です。 フロントにもロゴ。プレートの幅が少々広めでガーミンマウントとベルに干渉してしまったので取り付け位置を外側にずらしました。 それでは作業開始。既存のステムのフェイスプレートを外します。 外れました。ハンドルバーがケーブルにぶら下がることになるので、ケーブルが鋭角に折れないよう気をつけます。続いてトップキャップを外します。 最後にステ

Rotor COMPUTER MOUNT FOR GARMIN

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Oltre XR2に着けているBarflyのSLi GoPro Bundle。ハンドル幅380mmなので、なるべくスッキリさせるためにライトもGarminの下に取り付け。レックマウントのキャットアイアダプタを使ってVolt700をGoProマウントに固定しています。ハンドルバーに直接取り付けてあるのは予備のライトとベル(どっちもKnog)です。  とりあえず使ってはいたものの、Barflyには問題が2つありました。一つは耐久性。もう一つは工作精度。耐久性については樹脂素材なので仕方ないところもありますが、Garminとライトまたはアクションカムを取り付けるのでそこそこの重量になることを考えるとやはり不安です。実際ヒンジの部分が破断したことがあります。他にちょうどいい製品がなかったのでBarflyを買い直しましたがずっと気になっていました。 二つ目の工作精度についてはこちらの画像をご覧ください。 Garmin 810Jが乗車位置から見て右側にちょっと傾いています。実用上は問題ないんですが・・・。 という訳でもっと素敵なマウントが見つかったので買い換えました。 RotorのGarminマウントです。Amazonでも買えますし、最近はあっちこっちの自転車屋さんでも並んでるのを見ます。 パッケージの中身はこんな感じ。マウント本体、GoProマウント、GoProマウントの取り付けネジ、GoPro等を固定するための袋ナットM5。袋ナットはあるのにM5のネジは付属していないというスペインクオリティ。M5のネジくらいどこのご家庭にも買い置きがあるはずなので問題ないでしょう。 幸い我が家にも買い置きがありました。しかし、また問題が発生。Garmin用のベースを外してGoProマウントを取り付けようと思ったら穴にネジが通りません。 十字にネジがありますが、左右の穴がネジに対して小さい。ネジが切ってある訳ではなくただ貫通するだけなのですが、付属の3mmネジが通りません。さすがのスペインクオリティ。 3mmのネジが通ればいいのでどこの家庭にもある鉄工ドリルで穴を拡張します。アルミ製なのでそれほど苦労することなく作業完了。無事にGoProマウントが付きました。

Cannondale Slice RS Black Inc フォークをフレームに取り付ける

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前回 、フォークにベアリングを圧入できたので次はフォークをフレームに固定します。 この図ではわかりにくいですが、付属の黒いワッシャーを上下2箇所に挿入して中空ボルトで固定します。一見上だけワッシャーを入れるように見えますが、下側にも入れないと1mmほどフレームとフォークの間に隙間ができてしまい、圧入したベアリングがボルトに押し出されるので要注意です。 まずはフォークを取り付けずにボルトが入るか試します・・・が、 入りません。 見た感じではボルトに不具合はありませんが、フレーム側の塗装が邪魔をしてネジがうまく噛み合ってない模様。仕方がないので軽く力を加えながらボルトをくるくる回します。 塗装が割れました・・・。 ネジ穴の周りの塗装がどんどん欠けていきます。それでもなかなかネジは入っていきませんがしつこく回し続けます。力を入れやすいように六角レンチも使います。 14mmの六角レンチ。普段使わないサイズなので手持ちがなく、近所のホームセンターまで往復40分歩いて調達してきました。 そんなこんなでどうにかネジが噛み合いました。そのまま締め込んでしまうと塗装の補修ができないのでここで一旦フォークを外します。そしてAmazonで買ったホルツのタッチアップペン(つや消し黒)で割れた箇所を塗ります。 よく見れば分かりますが、遠目にはほぼ分からないレベルまで綺麗になりました。そもそもここはフォークを着けてしまえば見えなくなるので自己満足の世界ですね。 ということでフォークを固定したところ。この状態で右にハンドルを回すと少し渋く感じますが、ハンドルバーを着けて曲げると無視できるレベルだったので気にしないことにします。 次回、シートポストの組み立てに続きます。