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SRAM Force1のブレーキオイル交換

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シクロクロス車のBianchi ZurigoのコンポはSRAMのForce1。完成車ではフロントダブル、リア10速、機械式ディスクブレーキのTiagraでしたが、2年ほど前に軽量化と見た目の改善のために載せ替えました。 先日Zurigoに乗った時にリアブレーキのタッチが良くないと感じていたので、暇な週末にディスクブレーキ のオイル交換をしました。 2年ぶりに発掘されたブリーディングキット。オイルのボトルのラベルがすっかり色あせています。SRAMはオートバイでも使われるDOT5.1指定なので自転車専用品を使うよりもオートバイ用のオイルを買った方が安いです。  オイルの入れ替え、エア抜きに使うシリンジ(注射器)。 まずは前後輪を外してブレーキパッドを抜き取ります。パッドを固定しているネジは2.5mmの六角レンチで緩めます。ボルトを回す前に下のクリップをラジオペンチで優しく抜き取ります。 小さいので無くさないように注意。 リアも同様にブレーキパッドを抜きます。 パッドを抜いたらうっかりレバーを握り込んでしまう前にスペーサーを押し込みます。 このトルクスネジ(T10)を外すとオイルが漏れてくるのでいらないタオルやペーパーウェス等で受けます。私はさらに床に段ボール箱を置いています。 ネジを外したら素早くシリンジをねじ込みます。 次にレバー側にもシリンジを着けようとブラケットカバーをめくったところ、リザーバータンクのあたりからオイルが漏れていました。ネジの締め付けが弱かったのか、はたまたパッキンがずれていたのか謎ですが、こんな状態でもブレーキが効かなくなるようなこともなくて幸いでした。ついでなので、リザーバータンクは一度外して清掃の上、再装着しました。 鉄のネジは小さめのネオジム磁石で車体の適当なところにくっ付けておけばなくなる心配がありません。 ここから先はブリーディング作業で両手がふさがっていたので写真なし。時間はたっぷりあるので繰り返しオイルを往復させ、レバーを握り、ホースを叩き、気泡が完全に出なくなるまで執拗にエア抜きして完了。 逆の手順でブレーキパッドを取り付けて、キャリパーの位置調整をして作業終了。ローターとパッドのクリアランスが適切でないとパッドの片減り、走行中の音鳴りなどの原因になるのでしっかりと。以前は目視で何度もトライアンドエラーを繰り返していましたが、この

Thomson シートポスト カラー

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雨の日の通勤とたまのグラベルライドで活躍しているBianchiのアルミシクロクロスのZurigo。先日近場のオフロードを走った後に洗車・整備をしていた際に、下りがちょっと怖いのでサドルを下げてシートポストクランプを締め直していたところボルトが破断しました。 ボルトの真ん中でポッキリと。 このクランプは完成車に付属していたPROMAXの物。よほどデザインや軽量化にこだわりがない限り交換しないパーツですよね。車体から外してよくよく見ると、クランプ全体が歪んでいてボルトとナットのセンターがズレています。この状態だとボルトには常に横方向(シートポスト 基準だと縦方向)の力が加わっていることになり、金属疲労が蓄積した結果としての破断だったと思われます。コストを抑える必要があることは理解しますが、安全に関わる部分なのでしっかりした部品を使って欲しいものです。出先でなくて良かった。 そんなわけで代わりのパーツを購入。せっかくなのでちゃんとした物を買いたいので、色々調べてThomsonに決定。ロードバイク用であれば重量も鑑みて肉抜きされた軽量パーツを選ぶ手もありますが、今回のバイクは軽量化とは無縁のアルミシクロクロスなのでしっかりした物を。 シートクランプを選ぶ際に間違えがちなのがそのサイズ。シートポストが31.8mm径なのでクランプも31.8mmを買えばいいかと思いきや、実際はシートポストカラーの内径=フレームのシートチューブの外径なので、この場合は34.9mmを購入しなければなりません。シートポストに限らず、自転車のパーツは規格が色々あって間違えやすいので毎回ノギスで測るのを忘れないように心がけています。 重量は30g。PROMAXも26gほどあって見た目ほどは軽くなかったですね。 驚きなのはボルトの締め付けトルク。他にも色々ロードバイクを持っており、その多くは5Nm〜8Nmですが、Thomsonはなんと上限が2.8Nm。 今回交換したPROMAXの上限も7Nmでした。 ボルトを締める六角レンチのサイズも小さめで3mm。普通は4mmか5mmを使うところです。 今回はフレームもシートポスト もアルミですが、習慣として締め付けにはトルクレンチを使用。設定できる下限のトルクが2Nmなので2.8Nmは下限ギリギリ。軽く締めただけであっさり完了。不安になるぐらい小さな力しかかけていません

Fizik Arione 00

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 昨年末にEmonda SL5のサドルを換えました。FizikのKurve Snakeから同じくFizikのArione 00へ。カタログスペックでは180gから140gへ、40gの軽量化です。 どちらもFizikのSpine ConceptではSnake(柔軟性の高い人用)にカテゴライズされるサドルです。私は特に柔軟性が高い方ではありませんが、 私はビギナーの頃から10年以上Arione系のサドルを愛用してきたので違和感は全くなし。見た目的には後方がKurveよりもさらに長く伸び、薄くなっています。 幅が狭く、前後に長いサドル形状。 実測でも140gとスペック通りの軽さでした。 Kurveはハンモックのようにレールで前後を支え、中央部はしっかりとしなるサドルですが、Arione 00は全くと言っていいほどしなりを感じないサドルでした。 それゆえにシートマストを10mmほど下げることになりました。Raphaのビブショーツを履いていれば快適ですが、普段着で乗ると硬いサドルだなーと感じます。 触れると右半分はサラサラ、左半分はやや引っ掛かりのあるマットな質感ですが、乗っている分には特に違和感はありません。 通勤用やポタリング用には全く適さないものですが、 レース用のサドルと割り切れば全く問題のサドルだと思います。 サドルにリアライトやサドルバッグを取り付けられるICSには対応しないのでご注意を。

ロードバイクのフレームの傷を消す

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  Emonda SL5のトップチューブに傷を付けてしまったので綺麗にしようと思い、近所のホームセンターでコンパウンドを買ってきました。後でAmazonで見たらAmazonの方がずいぶん安かった・・・。 購入したのはカー用品では定番中の定番SOFT99のコンパウンドトライアルセット。細目、中細、極細の3種がセットになったものです。それぞれ25gですが、ロードバイクのフレームの傷を消す分には一回数gで済むので十分すぎる分量です。 今回消したい傷はこちら。トップチューブの先端に2箇所の線傷。記憶が定かではありませんが、メンテの際に工具をぶつけたか、降車の際にシューズをぶつけたのでしょう。 3種の内まずは一番粒度の大き細目から。綿棒の先に付けて研磨していきます。 細目の研磨の後に無水アルコールで拭いたところ。傷は目立たなくなりましたが、コンパウンドによる磨き傷のため光沢が失われて白っぽくなってしまいました。 中細で磨いたところ。かなり綺麗になり、光沢も戻ってきました。 最後に極細で磨きました。傷は見えなくなり、光沢も新品同様になりました。クリア層を完全に削ってしまうような深い傷には対応できないと思いますが、浅い傷であればコンパウンドで十分に綺麗になることが分かりました。他にも傷があるフレームがあるので、しばらくは研磨作業が捗りそうです。

実走レビュー Michelin Power Endurance 23C

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先日新調したMichelin Power Endurance 23c。 近所のホームセンターまで往復6kmほどの買い物に行くのに乗ってみたら、これまでにないスムーズな乗り心地で感動的。 チューブは極々普通のMavicのブチルチューブなのに、VittoriaのRubino Pro G2.0 25cとラッテクスチューブの組み合わせよりも乗り心地が良い。角の立った細かい凹凸はそれなりに感じますが、滑らかに波打つような路面や大きめの段差の衝撃で感じる不快感を緩和してくれる。MavicのUSTと比べても負けていないぐらい乗り心地は良い。 重量は23cで225gでそれほど重いタイヤではないのに、重いタイヤのようにドッシリしていて安心感がある。高速でカーブを曲がるような乗り方はまだしていないので、グリップについては未知数。トレッド保護のためのワックスは6kmの往復で綺麗になくなっていた。 着け外しが固いので使いやすくはないけれど、普段使いしたいタイヤがまた一つ増えました。 Continentalのタイヤと同様にタイヤの寿命がわかる窪みがあります。Enduranceの名に恥じぬ程度には長持ちしてもらいたいところ。 トレッドのパターンはこんな感じ。 23の黄色以外に色は入っておらずシンプルそのもの。どんなホイール、フレームにも合わせやすい。

Michelin Power Endurance 23C

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緊急事態宣言が出ているので外出は自粛してお家でZwiftとメンテに勤しむ3連休最終日。今日取り付けるタイヤは買い置きで長らく寝かせてあったMichelin Power Endurance。ホイールがナローリム(内幅15mm)のShamal Milleなのでタイヤも細めの23Cです。昨今の流行としては乗り心地がよくて転がり抵抗が低くなる25Cや28Cなどの太めのタイヤが主流になりつつありますが、漕ぎ出しや登りで感じる絶対的な軽さは23Cに分があるので、個人的には23Cはまだまだ手放せないと思っています。 パッケージにもあるようにMichelin Power Competitionよりも乗り心地や転がり抵抗を少し犠牲にして耐久性を強化されたタイヤ。重量は220gでこれまで使っていたPro 4 Enduranceと同じ。Michelin Power Competitionも買い置きがあるのですが、普段のロングライド用なので耐久性と耐パンク性能重視でEnduranceを使うことにしました。 実測重量はカタログスペック通りで優秀。 フレームはBianchiのOltre XR2。これも今や年代物になりつつありますが、見た目的にはXR4よりも気に入っているし、重量的にも軽量なのでまだまだ現役です。 他にも自転車がたくさんあるので、月1回程度しか乗っておらず、Pro 4 Enduranceのトレッドはまだまだ平らにはなっていないのですが、前回交換してから4、5年経過しておりひび割れも目立ってきたので新しいタイヤに交換することに。他のロードバイクでは主にVittoriaを使っていて、タイヤ交換でレバーを使うことは皆無なのですが、Michelinのタイヤは内径がやや小さいのか素手では結構しんどい。軍手をつけると滑るし、素手だと手が痛くなります。外すのはレベーなしでどうにかなりますが、タイヤを取り付ける際は最後だけレバーを使いました。リムを傷つけたり、チューブを傷めたりするのでレバーは極力使いたくないのですが、新品のMichelinとContinentalだけはレバーの力を借りないとちょっと無理ですね。 Shamal Milleは旧型なので内幅15mm。スポークホールがタイヤ側にないのでリムテープが要らず、交換の手間がないのがお気に入りポイント。 Michelinのタイヤはトレッドの保護

Fulcrum Speed 40 DB

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色々と検討した結果、表題の通りFulcrumのSpeed 40 DBを購入しました。 BontragerのRSL 37の軽さは魅力でしたが、やっぱり価格の高さがネックになり、リムテープが必要という点も気になったため選外となりました。最後まで迷ったのがMavicの新しいCosmic SLR 45で、多分どちらを選んでもハズレはなかったのですが、見た目の好みと仲間内にSpeed 40 DBを使っている人がいて、良い評価(高剛性でよく進む)を聞いていたことが決定打になりました。 40mmのリムハイトは主張し過ぎることもなく、Emondaのエアロダイナミクスに優れたヒルクライムバイクというコンセプトにも合っていると思います。平坦や緩斜面では重さを感じることもなく、下りで足を止めた時に何の抵抗も感じずバイクが勝手に進んでいく感覚は特筆すべきものです。まだ1000kmも乗っていないので馴染みが出るのはこれからですが、今のところハブは極めて静か。徐々に音量が上がってきた感覚はありますが、Shamal Milleに比べると半分以下の音量という印象で、前を歩く歩行者にも気づかれないレベルです。 ロゴはステッカーではなくペイントなので剥がすことはできません。クリア塗装の光沢仕上げがとても綺麗です。ハブはフロントがカーボンボディのアルミフランジで、リアはボディもフランジもアルミです。メタリックな質感のグレーがEmonda SL5のシルバーとマッチしていてお気に入りです。タイヤは23Cでも使えますが、買い置きがあったVittoriaのRubino Pro Graphen 2.0の25C(前後480g)を普段使い用に取り付けました。レース用にはPirelliのZero Velo TTの25C(前後360g)を用意してあります。ヒルクライム用にはContinentalのSuper Sonic 23C(前後300g)という飛び道具もストックしています。ディスクブレーキ故、熱によるチューブの破裂を気にする必要がないのでVittoriaのラテックスチューブを組み合わせています。Wolfpackなどの超軽量チューブも試してみたいところですが、転がり抵抗や乗り心地ではラテックスに分があるということなので、当面はラテックスで運用しようかと。 世間は緊急事態宣言下ということで、Zwift中心の生活になりつつ