Rapha Prestige Kamikatsu - 当日編 - 四

ゴールまでは残り8km、制限時間まではまだ30分ほど残して最後の下りに入ろうとしたところ、、、RCCOSKのメンバーが一人足りない。話を聞くと最後のグラベルではぐれた模様。数カ所分かれ道があったのでそこからコースを外れてしまったのかもしれない。電話をかけようにも徳島の山の中なので当然圏外。ほぼ日も落ちて真っ暗になりつつあったので、無事に先に進んでいることを願いつつ下り始めました。
完全に日の落ちた後の林の中を下るのでライトは必須。日が長い季節でもどんなトラブルがあるかわからないので、普段のロングライドはもちろんプレステージに出る人はライトを必ず装備して行きましょう。
新井さんのホイールの状態も心配でしたが下りのブレーキングもなんとか問題なさそう。Seung Yongのリアホイールを借りたのが功を奏した格好ですね。そしてそのまま10分ほど暗い林の中を下ると不意に視界が開け、見覚えのある橋が見えてきました。そして橋のたもとにRCCジャージの若者を発見!どうやら無事に下山していた模様。その後さぞチームで怒られたことでしょう。さすがに山の中で行方不明になるとチームメイトの精神的ダメージが半端ではないので基本的にチームでまとまって走らないとですね。
そんなわけで橋を渡って残り200m。素敵なゴール写真を撮ってもらうためチームで並んでゴールしようと思い後ろを振り返った瞬間、アタックをかけた人が約一名。犯人は、さっきまでテンション下げまくっていたはずの新井さんでした。残りのメンバーとワンテンポ遅れて踏み出すも新井さんの瞬発力には到底かなわずその姿はみるみる遠ざかっていきました。
と、最後まで無駄足を使って遊んだ次第ですが、月の宿入り口の下り坂の前でペースを落とした新井さんをキャッチ。そしてそのままようやくスタート/ゴール地点の月の宿の駐車場へ。走行距離146km、獲得標高3,897mの冒険はフィナーレを迎えました。フィニッシュタイムは18:40。スタートから11時間42分でどうにかこうにか完走することができました。

今回一番驚きだったのはやっぱり自転車歴の一番浅い(しかもチーム最年長の)ヒデさんが一度のパンク以外には何のトラブルもなく、大きく遅れることもなく走りきれたこと。しかも見ての通り結構余裕の表情。プレステージに出ることが決まった後の2ヶ月の間にかなり体力がついた感じ。すっかり変態サイクリストに変貌を遂げました。





しっかり走った後は温泉で身を清め、アフターパーティーのビールと肉!とにかく空腹だったので、ビールもそこそこに肉と米をお腹いっぱいいただきました。私は酔いと疲れのため早々に退散しましたが、他の人たちは結構遅くまで楽しんでいた様子。もうちょっと眠気を我慢して飲めば良かったかなとちょっと後悔。次回の那須ではも少し頑張ってみようと思います。



翌日は午前中にリカバリーライドがありましたが、私は東京までの運転が控えているので自重。楽しげにスタートしていくみんなの姿を写真に収めて Seung Yong、ヒデさんと帰路につきました。



徳島から東京までの間、選んだルートと時間帯が良かったのか、特に渋滞に巻き込まれることもなく、およそ8時間ほどで八王子のヒデさんの実家にたどり着きました。で、疲れているならまっすぐ帰ればいいのにパリ=ルーベのライブビューイングのためCCTYOへ向かったのでした。

と、いうわけで、まだ書き足りないことや後日談もあるので気が向いたらちょこちょこと書き足すかもしれませんが、ひとまずこれにてThe Glory Boysが走ったRapha Prestige Kamikatsuのお話は一区切り。辛抱強く最後まで読んでいただいた奇特な人がいらしたら御礼申し上げます。
実際は文章にするよりも話した方が早いので、何か聞きたいことがあればライドの時にでもお気軽に。

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