Specialized Allez Sprint 2018
去年から大磯クリテリウムに出始めました。それほど多い印象はないですが、所々で接触や落車を見かけるので、カーボンフレームのOltreXR2は使わず、アルミのBMC ALR01で走っています。ALR01はアルミフレームですが、フォークはSLR01と同じフルカーボンで、シートポストもSLR02のものと同じカーボンポストが使われており、重量面の不利はほとんどありません。実際富士ヒル等で使用してもOltreXR2と変わらないタイムで走れています。
唯一の不満がヘッドチューブが長いこと。私の乗っている54サイズで158mmもあります。アルミフレームは価格が安く、カーボンよりは破損のリスクが低いためビギナーが購入するケースが多いのでメーカー的には楽な乗車姿勢が取れるように配慮しているのでしょう。BMCに限らず他の多くのメーカーも同様の考え方のようです。
そこで、もっとアグレッシブなポジションが取れるバイクが欲しいなと思い、SpecializedのAllez Sprintを購入しました。こちらは54サイズでヘッドチューブは130mmとALR01より28mmも短いです。公式のジオメトリをまとめたのが下の表。Allez Sprintのサイズは54ですが、実際のジオメトリは53サイズのOltreXR2に近いのがわかります。
ALR01 | Allez Sprint | OltreXR2 | |
Size | 54 | 54 | 53 |
Stack | 559 | 533 | 529 |
Reach | 383 | 385 | 383 |
Seat tube | 535 | 500 | 530 |
Top tube | 546 | 538 | 535 |
Head tube | 158 | 130 | 130 |
Seat angle | 73.5 | 74 | 74 |
Head angle | 72.5 | 73 | 72 |
Rear center | 405 | 405 | 406 |
Front center | 586 | 577 | 581 |
Wheelbase | 980 | 972 | |
BB drop | 69 | 69 | 68 |
Fork length | 370 | 368 | |
Fork rake | 41.6 | 44 | |
Trail | 64 | 58 | |
Stand over height | 778 | 765.5 |
カラーは2018年モデルの限定色Chameleon Blue。もともとTealが綺麗でいいなと思っていたのですが、友人の奥方が同じ色のS Works Roubaixに乗っているのを見て一目惚れ。すぐに在庫しているお店に注文して確保しました。
基本的に組み立ても整備も自分でやるので、今回もフレームセットのみ購入して自分で組み立てました。コンポはSRAMのForce。TTバイクでeTapを使っていますが、機械式のSRAMは初めて。シマノと多少勝手が違うところもありましたが、マニュアルを見ながら作業すれば問題ないレベルでした。シフターに付属のワイヤーを使ったところややブレーキの引きが重いので、次回はシマノのワイヤーを使おうと思います。資金面で問題があったためハンドル、ステム、サドルは家に在庫があったものを使っており、近いうちに交換する予定です。ホイールも40~50mmハイトにしたいのですが、こちらも予算の都合で先送り。
カメレオンブルーは見る角度によって青にも紫にも見えます。ホイールはTTバイク用のVision Metron 81を拝借。Metron 40 / 55 を買うか、Roval CL50にするか迷うところです。
ガーミンマウントは810J純正品を使用。ステムとほぼ同じ高さになるのでお気に入り。
サドルはFizikのArione Classic。本当はKurveのアルミレールを使おうと思ったのですが、S Worksのシートポストのクランプが9mmの真円レールにしか対応しておらず使えませんでした。楕円のレールが使えるクランプを仕入れるまではArione Classicで辛抱します。
初めてのダブルタップ。軽く押してシフトアップ、押し込んでシフトダウン(リアの場合)。慣れるまではシフトミスしそうですが、フィーリングはなかなか良い。ブラケットはUltegraの6800や8000に比べるとやや大きめ。
ブレーキレバーはカーボン製でツルツル。形状が平らなシマノと違って外側が低くなっている感じで少し握りにくい感じがします。
ハンドルバーはTREK Madone 4.5から外したBontragerのXXXカーボン40cm。軽くて高剛性。形状はいわゆるコンパクトの丸ハン。これはもっとエアロなハンドルバーに換えたい。
ブレーキもForceで統一。剛性は低く、強く握るとキャリパーが結構たわみます。ロックしにくいとポジティブシンキング。
フロントディレイラーにはチェーンウォッチャーが付属。位置調整もやりやすくて良いものです。
Forceのクランクはカーボン製。クリテリウム専用なのでチェーンリングは53−39にしました。 チェーンは安定のシマノ。ペダルはCrank BrothersのCandy 3が付いてますが、レースの時はGarminのパワーメーター内蔵ペダルVector 3になります。
ブレーキシューはシマノのカーボン用。ブレーキシューチューナーを使ってセッティングしていますが、結構鳴きます。
エアロシートポストはS Works Vengeと同じもの。カーボン製でサドルで隠れる部分に控えめにS Worksロゴが入っています。リアライトはFizikのサドルに取り付けられるCat EyeのRapid Micro。
ステムはFizikのCyrano R1の110mm ±7度 アルミ製。シンプルな見た目がお気に入り。でもこちらもハンドルバーと一緒に交換予定。
そんなわけでまだ実戦投入はしていませんが少し乗ってみた感じではホイールのせいか漕ぎ出しが重く感じます。スピードが乗ってくると巡行は楽々。頑張らなくても35〜45km/hが維持できます。まあこれはホイールの影響大と思われるので、50mm以下のホイールにしてどうなるか楽しみです。
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