Emonda SL5 Disc 2021を軽量化する: スプロケット


サドル、シートマスト、ホイールなど、着々と軽量化を進めていたものの、コンポーネントをワイヤー変速にするか電動変速にするか、油圧ディスクブレーキのままにするか機械式ディスクブレーキにするか思案している間にコロナ禍による全世界的な自転車パーツの供給不足が始まってしまい、欲しいパーツが入手でず、結果として軽量化の方向性も定まらず、一年以上ほったらかしになってしまっていたEmonda SL5ですが、ようやく行先が見えてきました。

コンポーネントについては別途詳しく書くとして、本日のお題はカセットスプロケット。完成車で購入したEmonda SL5にはShimanoの105のコンポーネントがが付属していました。スプロケットも廉価版ではなくちゃんと105。完成車パッケージの立ち位置的にビギナーを意識してかフロントが50−34でリアが11−30の軽めの設定。ホイールは純正の鉄下駄からFulcrumのSpeed 40 DBに交換したものの、スプロケットはそのまま使っていました。

今回は軽量化が目的なので最大ギアは小さい方がいい。なので、何年か前に購入してからずっと在庫になっっていたSRAM Red 22の11−26を投入することにしました。


Intermaxのサイトより引用 

PowerdomeXテクノロジーにより超軽量、高剛性を誇る11速用カセット。トップとロー以外はビレットクロモリスチールから削り出される中空構造。それぞれの歯の間にステルスリング・エラストマー処理を施し、無駄な振動とノイズを除去しています。SRAM RED eTap/RED22リヤディレイラーとの組み合わにより、無駄のない動力伝達とスムーズなギアチェンジを実現。パフォーマンスの高さを実感させる操作性と静かな乗り心地を提供します。

説明に違わず、手に取るだけで圧倒的な軽さが実感できます。実測でも160gと超軽量。

取り外した105の11−30は294gでした(ウェスの重量は含まず)。
なので、重量差は134g。同じギア比の11−30だったとしても185gなので109gの軽量化になります。

11−30の場合カセット側から見ると140mmのブレーキローターがほぼ見えません。
11−26だとしっかり見えますね。もちろん実走行においてはより重いギア比になりますが、富士ヒルなどのレースではインナーローを使うことはないので問題ないはず。そもそもシルバー(75分)を目指すのであれば軽いギアにした時点で終わってますし。ハルヒルは終盤の鳥居以降の激坂区間が厳しいのでちょっとしんどいかもしれませんが、そこはトレーニングでどうにかしましょう。
そんなわけで後輪が134g軽くなりました。タイヤが普段使い用のVittoria Rubino Pro G2.0 25c(240g)なので、耐パンク性能を犠牲にすればまだ90g程度は軽くする余地があります。また、チューブも特に軽量ではないVittoriaのラテックスなので、TPU(熱可塑性ポリウレタン)に換えれば50gは削れますね。熱の心配をしなくていいディスクブレーキのクリンチャータイヤ+ラテックスチューブの乗り心地が最高な一方で、TPUは乗り心地や転がり抵抗で不利というレビューも少なくないので走行性能という意味では微妙ですが、単純に軽量化という意味ではアリな選択肢だと思います。
 
妄想はつきませんが、タイヤとチューブについてはまた後日色々試してみようと思います。

Shimano 105 Cassette (11-30): 294g
SRAM Red XG-1190 Cassette (11-26): 160g
これまでの軽量化合計: 1,011g

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