Emonda SL5 Disc 2021を軽量化する: SRAM RED 22 eTap + Equal 機械式ディスクブレーキ 組み付け その4
さて、前回機械式Red 22が使用できないことが判明してしまったEmonda SL5 Disc 2021ですが、どうにかこうにか追加の大きな出費はなしに完成させることができました。
どうやったかと言いますと、我が家には幸にしてSRAM Red 22 eTapを積んだバイクが2台ありました。1台目はTTバイクのCannondale Slice RS Black Inc、そして2台目は同じくCannondaleのSupersix Evo Hi-Mod。特にSupersixの方は特にこだわりがあった訳ではなく、なんとなくeTapにしていたので、このバイクのeTapとEmonda用に用意した機械式Red 22を入れ替えることにしました。
eTapはバラすのもブレーキワイヤーの抜き差しだけなのでとても簡単。Emondaの方もブレーキワイヤーはすでに通してあったので組み付けも簡単。変速系は特に苦労もなくあっさりと組めてしまいました。
https://amzn.to/3VY1m0K苦労したのはブレーキの方。今回はGrowtacのEqualに付属の2種類のブレーキアウターの内、ソフトアウターは使用せず、ブラケットからキャリパーまで全てハードアウターを使用しました。ハンドル周りなど曲げのきつい場所にはソフトアウターを使うように取扱説明書には抱えれていましたが、フレーム内での連結は面倒な上トラブルの原因を増やすことにもなるので、シンプルイズベストということでハードアウターのみで組み上げてみました。
ブラケットからハンドル、ハンドルからステム下、ステム下からヘッドチューブ内の3箇所で90度の曲げがあり、特にステム下からヘッドチューブに入るところが曲げの半径が一番小さくなります。ですが、アウターにダメージを与えたり、ワイヤーの引きが重くなることもなく十分に実用的な状態で組むことができました。
実際はむしろ、ブラケット側よりもキャリパー側の固定と調整に手間と時間がかかった印象です。前後のキャリパーを予めフレームに固定し、ローターの位置に合わせて完璧に位置調整してあったのですが、その状態でフレームから出たアウターをキャリパーに挿入しようとしたところ、アウターが硬すぎて手の力では曲げられず、うまくキャリパーに接続できませんでした。
結局キャリパーをフレームから取り外してアウターワイヤーを接続し、それからフレームに固定する手順を踏むことになりました。そしていざキャリパーを固定しようとすると、アウターのテンションのせいで真っ直ぐキャリパーを取り付けられません。手で押さえつけながらキャリパー固定ボルトを締めてみてもやっぱり斜めに。あれこれと思案してみるも他に良い知恵もなく、何度も締めては緩めてを繰り返し、ようやく納得のいく状態で取り付けることができました。キャリパーを真っ直ぐ固定しないと、後の調整で苦労することになるのでここは妥協せずに辛抱強く頑張りましょう。
キャリパーがしっかり固定できたらあとは簡単。取扱説明書の指示に従って、ワイヤーの固定、ブレーキパッドのクリアランス調整、引きの強さを調整するだけです。レバーの重さは油圧ディスクブレーキに劣らないぐらいに軽く、リムブレーキよりは格段に軽いです。それでいて制動力も十分。絶対的な制動力では油圧の方が上ですが、これまでのワイヤー引きのディスクブレーキ以上の制動力があり、いきなりガツンと効かないコントロール性も好みです。力一杯握れば後輪がロックする程度には効きますし。
個人的にはこれで油圧ディスクブレーキを新たに購入するモチベーションはゼロになりました。既存のリムブレーキのコンポーネントを流用できる、新規に揃えても油圧に対してコスト的なデメリットがない、メンテナンスが圧倒的に楽、出先で不調になっても修理しやすい、などなどのメリットがあるのでオイルの交換やブリーディングの手間をかけてまで油圧ディスクブレーキを使う必然性はもはやありません。何よりあの油圧の軽いけど手応えの薄いレバーよりもワイヤー引きのレバーの感触が好き。これに尽きます。
というわけでこちらが完成したTREK Emonda SL5 Disc 2021のSRAM Red 22 eTap + Equal機械式ディスクブレーキの姿です。もはやフレーム以外にはどこにも完成車の面影はありません。重量的にはペダルも込みで7kgをマークしました。タイヤ、チューブ、ペダル、ガーミンマウントなど軽量パーツを投入していない箇所も残っているので超軽量カーボンサドルのような変態パーツを投入しなくても6.8kgまでは問題なく下げられることが確実になりました。フレームをEmonda SLRにすれば6kg台前半も余裕ですね。
ちなみにEqualに付属のオレンジのレジンパッドですが、初期の減りはなかなかのもので、フロント側は80kmほど走ったらブレーキレバーがハンドルバーに当たって強くブレーキをかけられないレベルにまで減ってしまいました。3mmの六角レンチで簡単に調整できるので問題はないのですが、ブルベや耐久レースなどの長距離走行の際は新品のブレーキパッドを使用するのは避けた方が良さそうです。再度クリアランスが最小になるように調整してからは急激に減るようなことはなく、200km以上走っても調整の必要を感じないレベルです。また、シマノでもスラムでも経験していた長い下りの後の「シュン、シュン」というパッドとローターの擦れる音もほぼ発生しなくなりました。パッドとローターのクリアランスは限界まで詰めてあるのですが、どういう訳だかあの嫌な音はしません。これは嬉しい誤算でした。
.jpg)
コメント
コメントを投稿