2014 Mt. 富士ヒルクライム - 当日 -

午前3時起床。就寝前にコンビニで買ったおにぎり2つを食べてシャワー。ジャージを着込んで4時前にチェックアウト。駐車場は4時から開いているようですが、集合時間は6時40分なので沼津〜御殿場間は高速は使わずに246で走ります。途中でガソリンスタンドに寄り、燃料補給とトイレを済ませます。
 午前5時頃の富士山。朝焼けに赤く染まっていました。到着前に予め買っておいたクリームパンをモグモグ。
 5時過ぎに北麓駐車場に到着。タイヤに空気を入れ、ブレーキと変速に異常がないか確認。下山装備と補給食を詰めて準備完了。時間があるので固定ローラーでも回そうかとも思いましたが、スタートまで2時間近くある上に、スタート地点の競技場までは3km強の登りなので、普通に走ってアップすることに。
日が昇り切る前はちょっと肌寒いぐらいだったのでジレとアームカバーを装着。前日に買っておいた伊藤園のエナジードリンクを入れて北麓駐車場を後にします。
 案の定駐車場のトイレは大行列になっていました。
 集合場所に到着。まるでロードバイクの墓場のよう。日が完全に昇って暑いぐらい。でも日陰がないのでグラウンドの隅っこで寝転がってスタートを待ちます。6時40分から遠くの競技場内から開会式らしき音が聞こえてくるもこちらはとくに動きなし。ヒマなのでおからチョコバーをもぐもぐ。
 7時を過ぎてようやく係の人からお呼びがかかり、8000番台がゾロゾロと動き始めます。 トイレで行列しているのか乗り手不在のバイクがたくさん放置されたままになっていますが、容赦なく進みます。だいたい8000番台の真ん中あたりに位置取り。
 30分ほどかけて競技場内に到着。 雲ひとつない青空と富士山がお出迎え。これからあの山を登るのかと思うとテンションが上がります。
 ひとつ前のグループのスタートを見送りいよいよスタートラインへ。

7時50分前に第8グループがスタート。ここからは真面目に走るのでしばらく写真はありません。

競技場から1kmほどはタイムとは関係ないのでぶつからないように気をつけながらゆっくり走ります。昨日ミドリ安全ブースでいただいたスポーツ塩熱飴を補給。すっぱからい。県道716号線を西に進み、胎内洞窟入口交差点を左折したところから計測スタート。

スタート直後から料金所を過ぎるまではまだ傾斜が緩いので右側へ出て番手を上げて行きます。料金所を過ぎたあたりからやや斜度がきつくなってきますが、まだ身体も温まっていないので、34x28でくるくるくるくるくるくる。この時点で時速13km/h・・・。目標の90分切りのためには平均時速16km/h以上が必要なのでいきなり厳しい状況です。でも無理して後半バテるのも避けたいのでしばらく我慢して黙々とペダルを回します。

4kmほど走ったあたりでようやく呼吸が楽になり、脚も回ってきました。傾斜が少し緩くなったタイミングでアタックして25km/h程度で右から何十人か抜いていきます。再び斜度がきつくなったところで15km/hまでペースを落としてくるくる。その後は傾斜に合わせてペースを上げたり下げたりしながらマイペースで登ります。

8km地点でタイムは32分。早くも目標タイムから2分ビハインド。ちょっと気合いを入れて9km過ぎの緩斜面(3%程度)で加速。20km/hほどでしばらく頑張ります。そしてまた斜度が上がり、ここから22km地点まではダラダラと5%前後の登りが続きます。緩急ありまくりの八ヶ岳の登りに比べると楽ですが無理せず一定のペースをキープして走ります。

12kmを過ぎたところで後半ばてないようにウイダーのエネエイドゼリーピーチ味と塩熱飴を補給。半分を過ぎたことで完走そのものへの不安はなくなり、気分的にはかなり楽になる。しばらくは我慢のくるくる。

16km付近でイカ娘が右側をハイスピードで駆け上がっていく。そしてその後ろからミクさん登場。あまりのインパクトに背中のポケットからiPhoneを取り出し激写。
この辺りで90分切りの可能性が潰えたため、写真を撮るなど観光サイクリング気分になる。標高2000m近くまできているので単純に景色がきれい。
 22km地点を前にかなり斜度が上がる。が、ここを乗り切ればスバルライン最長の平坦区間に入るのを知っているので、登り後半から加速を試みます。登り切ったところで下ハンドルに持ち替えて全力で踏みます。しかしタイミングが悪く向かい風基調。30km/hを維持するのがやっとです。最後まで持たないのでスピードの近い人の後ろに入って小休止。その後前に出てまた全力で引きます。個人的にはここが今回の富士のハイライト。ヒルクライムで疲れた身体にむち打ってのスプリントで脳から何かヤバいものが分泌されている感じ。この時点で90分を過ぎており、ブロンズのフィニッシャーリングはおあずけ確定。

平坦区間後のラスト500mはまた5%超えの登り。勢いで突っ切ることも考えましたが、渋滞気味だったので周りのペースに合わせてゆっくり登ります。もうタイムも気にならないのでリスクは回避します。ゴール前スプリントもガッツポーズもなく静かにゴール。タイムはガーミンの表示では1時間35分53秒でした。90分切りとはいきませんでしたが、試走なしの初参加だったので、とりあえずOKとします。だいたいコースとペース配分は分かったので来年は90分切りはなんとかなるでしょう。
 5合目までくると山頂もかなり近く感じます。
ゴール後は給水所でボトルに水を補給。富士ヒルクライムとしては異例の暑さだったようですが、ボトルの水は1本(710ml)でちょうどでした。混雑を避けるため、休憩はせずにジレ、アームカバー、ロンググローブを身につけて早々に下山。ジャケットは用意しませんでしたが、寒さは感じずちょうどいい感じでした。登ってきた同じコースを25km下るわけですが、やはり緩急に乏しいので飽きます。途中で自転車を押している人をちらほら見かけました。ヒルクライムイベントとしては傾斜が緩くて一定なので、初心者でも参加しやすいとは思いますが、距離は長めなので、経験の浅い人はいきなり参加するのではなく、10km前後の登りを何回かこなしてから来ると良さそうですね。
北麓公園に戻るとおうどんが参加者には無料でふるまわれていたので一杯いただきます。ここでも標高1000mほどあるはずですが、日射しも強くとても暑いです。うどんも熱い。
 食後にまたブースを一回りと思いましたが、いくつかのブランドは前日のみの参加だったようでやや寂しくなっていました。私のお目当てのTREKも引き払われていました。
 表彰されるようなタイムでもないですし、遅くなって帰りの高速の渋滞に巻き込まれるのも避けたかったので、競技場を後にして北麓駐車場へ戻ります。
 自転車を積み込み、身体中の塩を振るい落としたら出発。渋滞に巻き込まれることもなく、14時には無事に帰宅することができました。

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