ハルヒル 2018 ー 第6回榛名山ヒルクライム in 高崎

5月20日(日)に走ったハルヒルのレポートです。



関東では富士ヒルに次ぐぐらいの人気を誇るヒルクライムイベント。今年は榛名湖コース(4,000人)、榛名神社コース(500人)、初心者コース(500人)の合わせて5,000人の募集でした。

私が参加したのは「榛名湖コース」で概要は下記の通り。

  • 榛名湖コース…16.1㎞(計測距離14.7㎞)
    コース…大森神社前~県道あら町・下室田線~県道安中・榛名湖線~県道渋川・松井田線~榛名湖多目的グラウンド
    平均勾配6.0%、最大勾配14.0%、標高差907m
距離は富士ヒルのおよそ2/3で平均勾配は1%増し。最大勾配は14%とのことですが嘘だと思います。ハルヒルのコースを登ったことは1回だけありますが、レースペースで走るのは初めてなのでエントリー時の目標タイムは控えめに。富士ヒルの自己ベストが82分ぐらいなので60分は切れるだろうということで目標タイム60分でエントリーしました。今年の富士ヒルの目標が75分以内なので、実際は50分切りを狙いたいところ。

前日朝の体重は66kg(身長176cm)。最近のコンディションとしてはまずまずです。近年もっとも軽かった2年前の62kgからは4kg重いですが、近頃はダイエットよりも筋肉量の増加に重きを置いたトレーニングを行っているので気にしないことにします。

ハルヒルも富士ヒルと同じく前日受付なので土曜の午後にのんびり輪行で高崎入り。富士ヒルと違うのは高崎駅前と会場の榛名体育館の2ヶ所で受付ができるところ。高崎駅前で受付とランチを済ませたらホテルに荷物を預けて会場までの道順をチェックするため軽めのサイクリングへ。

ハルヒル関係者の方々はとてもフレンドリーで自転車に優しいですが、群馬という土地柄か全般的には自転車に対して車間を十分取らない、または意図的な幅寄せをしてくる車が多いので気をつけましょう。

高崎駅から榛名体育館までは15kmほどでゆるい登りです。ゆっくり走って1時間弱というところ。当日は6時集合、6時半スタート地点への移動開始なので、5時ごろにホテルを出れば余裕です。荷物を当日に預ける人は5時台に着くようにしましょう。

会場に着いたら物販ブースを一回り。特に買うものはなかったですが、RovalのCLX50とS-Works(旧型)の会場特価には財布の紐が緩みそうでしたがグッと堪えました。ちなみにハルヒルではゼッケンに切り離せる金券が1,000円分付いているので、会場での物販や飲食にも使えます。

会場のチェックも終わったのでそそくさと退散。お好み焼きと少しのアルコールを補給して早めに就寝。

当日は4時起き前日に用意しておいたウェア一式を着込み、朝食。7時ごろのスタートなので起きたらすぐにコンビニおにぎり2個とゼリーを流し込みます。スタート前やレース中に欲しくなった時のためにチョコバーとゼリーもポケットに忍ばせておきます。

会場までは予定通り50分ほどで到着。整列が始まっていますが、どうせすぐには動かないのでのんびり準備して後方に並びます。6時半ぐらいから先頭のウェーブから順にスタート地点へ移動開始。私はゼッケン7,000番台なのでまだ待機。7時をすぎてようやく移動が始まりました。スタート地点まで1km弱隊列を組んで移動していきます。私は利用しませんでしたが、その途中にも数カ所トイレが用意されていて安心です。


そしていよいよスタート。絹代さんのトークを聴きながらまったりスタート。実際の計測区間はさらに数百メートル先から始まるので、スタートダッシュは全く意味がありません。

計測区間に入ったら人波に飲まれないように右側へ移動してスルスルと前に上がっていきます。ハルヒルは序盤から5%を超える斜度が続いたりするのでウォームアップができるまでは抑えめのペースで、速い人がいても付いていかずにFTP以下で走ることを心がけます。所々で現れる平坦区間も極力人の後ろに付いて自分の脚は温存。トレインに乗っかっていれば200W以下でも時速30km以上で走れます。

初心者コースが終わって、榛名神社までの道中はずっと高い木に囲まれているので日差しが遮られて快適です。この日は気温は低めでしたが日差しが強くて走っている間は結構な暑さを感じました。喉が乾かなくても5分おきぐらいに水分補給します。そしてコースも7kmを過ぎたのでエナジージェルを補給。

いよいよ榛名神社前の急勾配区間へ。一般的にハルヒルは神社の後の残り3kmぐらいがきついと言われますが、実際は神社の前から10%超えの斜度が登場するためラスト5kmぐらいはずっときついです。ここまできたらもう抑えて走る理由はないのでスピードが落ち過ぎないように激坂区間でもしっかり400〜600Wで踏んでいきます。もちろんこのペースを維持したら数分しか持たないので、傾斜や周りのペースに合わせて休み休み。

タイムは神社通過の時点で38分。残り3kmを12分(15km/h)で走れば50分でゴールできるペース。しかし冷静に計算すると平均斜度9%の区間をこのペースで走るのは無理なので50分は諦めて脚を攣らない範囲で出し切ることにだけ集中。前を走る人たちが続々とペースダウンして渋滞になっているので絡まないように気をつけながら間をすり抜けすり抜け走ります。沿道からの「残り1キロー」の声に反応してペースアップするも、その後200mぐらい先に「残り1km」の看板を見つけて心が折れる・・・。あとはひたすら我慢。300W以上のパワーを維持することだけ考えて足を回す。ここでの心拍はこの日最高の192bpmを記録しました。

そしてゴール。富士ヒルと違って対向車線の規制がないので幅いっぱい使えるため大渋滞が起こらないのはいいですね。ゴールタイムは53分40秒でした。50分には及ばなかったものの、全体の平均で273W、20分間の最大パワーが288Wと自己ベストを更新できたのでよしとします。20分間のパワーから計算するとFTPは274W。一応富士ヒル前に達成したかった数字に届きました。あとは富士ヒルまでコンディションを上げて75分切りを目指したいと思います。



今回はシマノのアクションカメラ CM-2000のテストがてら動画撮影してみました。スタートからゴールまでフルHDでバッテリーはなんとか保ったようです。富士ヒルだとかなりギリギリになりそうな感じなので富士ヒルはSonyで撮影しようと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=U92EHUfehgU&feature=youtu.be







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