パンクしないタイヤ Continental Gator Hardshell 28C

通勤用ロードバイクBianchiのImpulsoのタイヤを3年ぶりに交換しようと思います。 3年間ほぼ毎日のように酷使してきたのはContinentalのGator Hardshellの28Cです。

元々はひどいグラベルを走ることで有名なライドイベントRapha Prestigeに参加する為に購入したタイヤでした。フレームは石畳などの未舗装路を走るレース、パリルーベにも投入されたことのあるBianchiのImpulso。サイズは55cm。アルミフレームですが、頑丈かつ乗り心地もまずまずで重さもあまり感じないハイCPモデルです。Oltre XR2などカーボンフレームも複数所有していますが、一台だけ選べと言われたらImpulsoを選ぶと思います。

Continentalのラインアップは幅広く、かなりわかりにくいですが、Gator HardshellはPremiumカテゴリーに含まれるトレーニング、通勤用タイヤという位置付けです。レースで使うならGP5000やTT、Super Sonicが鉄板ですが、日々の通勤やトレーニング、グラベルライドなど、幅広い用途に使うならGator Hardshellに勝るものはないでしょう。一方、高速でバイクを倒した時のグリップや重量ではレース用タイヤに分があります。GP5000の28Cが250gなのに対してGator Hardshellは410gもあるので、軽量ホイールが鉄下駄相当になってしまうぐらいの差があります。ヒルクライム用にSuper Sonicの23Cも用意がありますが、こちらは150gと圧倒的な軽さです。
分厚いトレッドとPoly X Breaker、DuraSkinにより耐パンク性能はロードバイクタイヤとしては最高レベルです。カタログスペック上ではなんとでも言えますが、実際に3年間使ってみた実感として保証できます。Rapha Prestige上勝に続いて、Prestige那須、cc.jp主催の八ヶ岳グラベルライド、初の海外遠征となったPrestige Ulsan、その他大小様々なグラベルライド、そして3年間晴れた日はほぼ毎日の往復30kmの通勤などなど、少なく見積もっても15,000km以上は走っていると思われますが、パンクなどタイヤに関するトラブルとは無縁でした。タイヤは他にも色々使ってきましたが、ここまでタフなタイヤは他に知りません。体重が65kg前後で空気圧は前6bar、後ろ6.5bar程度で使っていました。通勤用なので毎日まめに空気を足すようなことはしておらず、空気を入れるのは週一回ぐらいでしたが28Cのおかげでエアボリュームが大きくリム打ちもなし。低いときは4bar程度で乗っていましたが不安感は全くありませんでした。ウェットな路面ではむしろ空気圧低めの方が安心して乗れました。
これが今日の3年使ったGator Hardshell。ロゴの印刷はほぼ消えており、トレッドは真っ平らになっています。他のタイヤは大抵10,000km以内で複数回のパンクを経験して交換することになりますが、 Gator Hardshellは長期間、長距離に渡って使用できるので、お値段は少々高いですが、コストパフォーマンス的には非常に高いと言って差し支えないかと。
3年も使っているとあちらこちらにゴムの経年劣化が見られて、そろそろ交換しようと思っていたところ、空気を入れる際にタイヤの状態をチェックしていたら、リアタイヤにケーシングが露出している傷を発見しました。さすがにこのまま使い続けるのは精神衛生上よくないですし、パンクが原因で会社に遅刻するのも嫌なので交換することにします。

交換するのはやっぱりGator Hardshell。とは言え全く同じものでは面白くないので、あらかじめ在庫購入してあった 23Cを使います。5mm幅が狭くなるので扱いはデリケートになりそうですが、どれぐらい乗り心地が変化するか楽しみです。

コメント

このブログの人気の投稿

Emonda SL5 Disc 2021を軽量化する: コラムスペーサー

Emonda SL5 Disc 2021を軽量化する: Bontrager XXX ハンドルバー&ステム

Emonda SL5 Disc 2021を軽量化する: コラムカット