TTポジションでZwift

今年2020年はコロナウィルスの影響により自転車のイベント、レースはほぼ中止という残念な状況ですが、秋になりそれでも徐々に再開に舵を切る主催者も増えてきたように思われます。

そんな中で10月18日に埼玉県加須市の利根川河川敷で加須タイムトライアルが実施されます。例年であれば5月頃にこいのぼり杯として催されるレースですが、今年は秋に開催の運びとなりました。

3月ぐらいからずーっとZwiftばかりやっていてほとんど外を走っておらず、コーナリングに不安があるものの、加須はUターンが一回だけでテクニックはほぼ関係なく、パワーとエアロポジションの優劣だけ競えるレースなので今年初のレースとしてエントリーしました。

とは言え、今年に入ってTTバイクにはほぼ乗っていないのでTTポジションに体を慣らすべくAllez SprintをどかしてSlice RSをWahoo Kickrにセット。ポジションは今年の初めにRetul Fitで最適化してあるので違和感なく乗ることができます。しかしながらTTポジションで長時間乗ることを想定していないので、1時間以上Zwiftをやっているとサドルの圧迫で血流が阻害されて痺れが出てきます。Allez Sprintでは起こらない現象なので、ポジションまたはサドルに起因することと思われます。

サドルは基本的にFizikを愛用しています。ArioneやKurve Snakeが特にお気に入り。Allez Sprintで使っているのはこちらArgo Vento。流行りのショートサドルを試してみたくて買ったものです。Arioneほどの快適性はありませんが、長時間乗っても痺れが出るようなことはなく、レース用としては相性は悪くなさそうです。


一方、TTバイクのSlice RSにはトライアスロンやTTに特化したTritonを使っています。現行モデルではMisticaに相当する製品です。ArioneやArgo Ventoに比べると先端のクッションが厚めで幅も10mm近く広いので深い前傾姿勢を取ると圧迫が強くなり、血流が阻害されてしまうのでしょう。国内ではTTは20分程度で終わる短時間のレースが多いので問題にはならないですが、Zwift等で長時間同じ姿勢を維持しつつ、程々の強度でトレーニングするのには向かないのかなと思いました。




中央に溝があるけど両サイドの凸部分で太腿の付け根がしっかり圧迫されます。

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