Oltre XR2 ステム交換 Easton EA70 17度

2016年末にBianchiからやってきた不幸のお知らせ。


かいつまんで言うと、カーボンコラムのロードバイクにおいてステム上には5mmスペーサーが必須。下側には5~35mmのスペーサーが必須ということのようです。指定通り取り付けるとプレッシャーアンカーはステムの下側から下側のスペーサーのあたりに位置することになりますね。



Oltre XR2ももれなく対象な訳ですが、現状こんな感じ。ヒルクライムの時などステムを多少上げ下げできるように(やったことないですが)上部に10mmのスペーサーを入れています。下部にはスペーサーを入れておらず、純正の15mmトップキャップを8.7mmのものに替えてあります。今回の発表によるとこれはダメな状態ですね。

仕方ないので上部のスペーサーを5mmにして下部に5mmのスペーサーを足すことにします。そのままだとハンドルが5mm上がってしまうので、同時にステムも交換することに。

これまで使っていたのはFSAのOS99ステムの110mm、6度。差し色にチェレステが入ったちょっと珍しいもの。フレームセットを購入した際に国内で探しましたが見つからず、ドイツのBianchiのオンラインストアで見つけて取り寄せました。見た目はカーボンですが、中身はアルミ製です。


計量してみたところ130g少々。特に軽くはないです。

今回交換するのはEastonのEA70の110mm、17度。9度角度が深くなるので、下部に5mmのスペーサーが入ってもハンドルは少し低くなります。


こちらは150gほど。15~20gほど重くなったようですが気にしないことにします。見ての通りグイッと曲がっています。


グラフィックは地味め。マットブラックにグレーの印刷なので遠目に見たらほぼ黒です。


フロントにもロゴ。プレートの幅が少々広めでガーミンマウントとベルに干渉してしまったので取り付け位置を外側にずらしました。


それでは作業開始。既存のステムのフェイスプレートを外します。


外れました。ハンドルバーがケーブルにぶら下がることになるので、ケーブルが鋭角に折れないよう気をつけます。続いてトップキャップを外します。


最後にステム固定ボルトを2本緩めてステムを抜きます。


見た感じではコラムは綺麗です。ステムを固定した跡はありますがダメージはなさそうなのでこのままスペーサーと新しいステムを取り付けます。上の画像はすでに5mmのスペーサーが入った状態。


左が今回使うどこのご家庭にも買い置きがある5mmのカーボンスペーサー×2。右が外した10mmのアルミスペーサー。淵に付いてる白いものは多分汗由来の塩。


手順はスペーサー、ステム、スペーサーの順に入れてトップキャップを締め込みます。トルク指定があるのでトルクレンチを使います。上限ギリギリまでトルクをかけなくても問題ないことが多いので少しだけ小さめのトルクで。次にハドルバーを取り付けたらステムの角度をまっすぐに調整してステムのボルトを締めます。もちろんこれもトルクレンチで。


出来上がり。


斜め上から。


上から。


斜め後ろから。


最後に真横から新旧の比較。


EA70の方がステムが水平で美しいですね。従来ハンドルとブラケットを前下がりにしていましたが、ブラケット位置が下がりすぎないように水平に戻しました。

良い買い物をしました。


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