Emonda SL5 Disc 2021を軽量化する: Bontrager Carbon Seat Mast Cap

 Emonda SL5の軽量化第4段はシートマストキャップ。

Emonda SL5にはアルミ製のシートマストキャップが付属しています。長さが128mmでオフセットが10mm、重量が226g。一方で上位モデルに付属しているカーボン製のシートマストキャップは長さが135mmで、オフセットが20mm、重量が126gで100gの差があります。お値段は16,600円と安くはないですが、100g軽くなる。しかも自転車全体の高い位置のパーツということで費用対効果は高い。と、自分に言い聞かせてSL5完成車と同時に注文。在庫切れだったらしく、車体から数週間遅れて届きました。シートマスト、ホイール、コンポなどの価格差を考えると、最初からSL6なりSL6 Proを購入するのがお勧めです。SL6 Proであればホビーライダーとしては何もいじることなく完成車の状態で十分すぎる性能だと思います。



左がカーボンで右がアルミ。長さは7mmの差なので見た目にはあまり変わりませんが、オフセットの違いははっきりわかります。重量面ではカーボンの方が優位ですが、調整のしやすさは圧倒的にアルミの方が上です。カーボンは横の1本のボルトでサドルレールのクランプと角度を決めますが、アルミの方はそれぞれ独立したボルトで調整ができます。なので、サドルの前後位置に全く影響を与えることなく角度の微調整ができたりします。なので平坦しか走らないような人はむしろアルミの方が使いやすくて良いでしょう。


アルミの方はマットな仕上げですが、カーボンは光沢のあるクリア塗装です。光を当てるとカーボン繊維の模様が見えて綺麗です。もちろん好みもありますが、いわゆる高級感の演出という意味合いではカーボンに分があるのでは。


一応軽量。カタログスペックの126gには偽りはないようです。


櫓部分を外してみました。ここはアルミ製なので小さい割に重みを感じます。


櫓抜きで軽量。およそ80gなので、櫓部分は56gほどということになりますね。


TREKだけあって内側のバリ等はなく、丁寧な作りです。


シートマストを外したところ。長さを計り忘れましたが、それほど深く挿入している感じではないのでカットは必要なさそうです。


取り付ける前に、Park ToolのスーパーグリップコンパウンドSAC2を湿布。


カーボンパーツは油断すると簡単に壊れますし、トルクが不足すると走行中にズレて傷だらけになるので、自分でメンテを行う場合は滑り止めとトルクレンチは必需品です。




実際に交換するとこんな感じに。見た目的にはアルミの方がクランプがスッキリしていて好きです。サドルを取り付ける際にオフセットを考慮するのを忘れていたので、後で10mm前に出しました。

ここまでの軽量化415g。目標まであと1,585g。

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