Vision Metron 55SL

クリテリウムなど、平坦なコースでのレース用に購入したAllez Sprintですが、ちょうど良いホイールが手持ちになくTTバイクのSlice RS用のVision Metron 81SLをしばらく使っていました。

名前の通りリムハイトが81mmあるのでSlice RSに装着するとこんな感じでバランスが良いホイールです。


Allez Sprintに着けるとこんな感じ。リムハイトが高すぎてフレームが負けてる感じがします。よほどの強風でなければ危険は感じませんが前後で1740gもあるので立ち上がりの加速では少々不利になります。

そんな訳で代わりのホイールを探していたところ、某中古ショップで完成車外しのVision Metron 55SLを発見。

MeridaのReactの完成車の付属品だったらしく、純正とは異なるステッカーが貼られています。純正はロゴがグレーですが、ホワイトとレッドになっています。個人的好みとしてはホイールのロゴは目立たない方が望ましいのですが、ステッカーは後で貼り替えられるから妥協してもいいかなと思って少し悩んだ末に購入。完成車外しなのでクイック、ブレーキシュー、ホイールバッグ、10S用のスペーサーなどの付属品はありませんが、未使用新品が税込13万円で買えたので満足。国内で新品を買うと25万円ほど。海外で買っても送料や消費税でもう2〜3万円は高くなりそうなので。


で、届いたのがこちら。全体にオイルかグリスのような汚れがあったのと、ステッカーに1箇所キズがありましたが状態は良好。ステッカーのキズもいずれ貼り替えるつもりなので気にしないことにします。手持ちのMetron 81SLも丁寧に扱ってるつもりですが、1年経たずにステッカーはキズだらけですし。



そして計量。50g単位なので大雑把にはなりますが、前後で約1550g。カタログ重量が1580gなのでリムテープ付きでこの重さなら優秀ですね。


何故か家に在庫があったアルテグラの11-25Tのスプロケ、Mavicの60mmのチューブ、VittoriaのRubino Pro G+の25Cを取り付けます。レースの時はタイヤはVittoriaのコルサかContinentalの Super Sonicに交換します。Mavicのチューブはバルブが黒いのでお気に入りです。55mmハイトなのでチューブのバルブが60mmで足りるか心配でしたが問題ありませんでした。コンポはSRAMのForceですが、SRAMのスプロケは高価なのでアルテグラを使います。シマノとSRAMのスプロケはほぼ完全互換なので全く問題なく使えています。



スプロケを着ける前にはグリスを忘れずに。


完成。タイヤとの相性が良いのかタイヤレバーは不要で、手だけですんなり嵌りました。元来ヒルクライムや登り多めのロングライドが好きなため23C派の私ですが、現行のMetron SLシリーズは流行りのワイドリムで内幅が17mmで外幅が25mmなので25Cのタイヤが見た目的にも最適ですね。TDFを前に続々と発表される新製品を見ているとナローリムもリムブレーキもどんどんなくなってしまいそうでもう不安しかありません。


そしてAllez Sprintに取り付けたところ。55mmハイトでフレームとのバランスがちょうどよくなりました。80kmほどサイクリングしてみましたが、30km/hぐらいまでスムーズに加速して維持するのも楽に感じます。多少の登りでは重さも感じず、軽快に登ることができます。81SLに比べると多少マシですが、横風の影響はあるので注意が必要です。一方で81SLで顕著な勝手に直進するような感覚は少し弱まります。

本格的にトレーニング、レースで使用した感想はまた改めて。

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